避妊薬についての基礎知識

避妊薬についての基礎知識

避妊薬を飲むと、排卵が抑えられます

避妊薬には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれていて、飲むと血中のホルモン(とくに黄体ホルモン)が増えます。黄体ホルモンが増えるのは通常、排卵後。そのためその情報が脳の視床下部に伝えられると、「すでに排卵後のホルモン状態である」と判断されて排卵が起こらない、というしくみになっているのです。

また、避妊薬に含まれる黄体ホルモンの働きによって、子宮頸管粘液の性質や、子宮内膜を変化させ、妊娠しにくい状態を作る働きもあります。

主流はホルモン量の少ない「低用量避妊薬」です

現在、避妊薬として世界中で使われている避妊薬は、含まれているホルモンの量が少ない「低用量避妊薬」です。日本でも1999年に解禁され、低用量避妊薬が使用できるようになりましたが、市販薬ではないので、医師の処方箋が必要です。

また、2008年厚生労働省に保険適用された治療用の低用量避妊薬がありますが、『子宮内膜症に伴う月経困難症』のみが対象となっています。

低用量避妊薬の飲み方と種類

  • 毎日1錠ずつ、同じ時間帯に飲みます

避妊薬の飲み方は、基本的に4週間が1サイクルで1シートとなって販売されています(1シートが21錠タイプと28錠タイプがあります)。

まず生理の初日から毎日1錠ずつ、できるだけ同じ時間帯に飲み、それを3週間続けて、次の1週間は薬を休みます。休んだときに出血が起こりますが、このときの出血は、排卵がない「無排卵月経」です。このパターンを繰り返していきます。

  • 飲み忘れたらどうする?

飲み忘れたときは、気づいた時点でなるべく早く飲むようにしましょう。半日くらいなら、遅れても薬の効果は途切れず続きます。24時間あいてしまったときは、次の日に2錠飲みましょう。ただ、2日以上飲み忘れてしまったときは、効果が切れてしまうので飲み忘れた日から数えて1週間休んでから、また新たに飲みはじめるようにしましょう。

避妊薬は3週間続けて服用し、1週間は服用を休みますが、28錠タイプのものは、最後の4~7錠 が偽薬(プラセボ)となっていて、飲み忘れがないように考えられています。また1週間のくぎりがわかりやすいよう、日曜日から飲み始めるサンデー避妊薬もあります。

ちなみに、偽薬の成分は、しょ糖やブドウ糖、乳糖など。飲み続けても、カラダにほとんど影響のないものが使われています。